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2006. 11. 01 

理想郷へようこそ



「トンマッコルへようこそ」
 800万人が笑って泣いた!!2005年、観客に最も愛された映画
2005年度の韓国映画界で、数々のハリウッド大作を抜いて興行収入NO.1の座に輝いた「トンマッコルへようこそ」。映画そのものの面白さが口コミで広がり、国民の6人に1人が見る大ヒットを記録しました。2005年韓国で最も愛された映画として、インターネットで観客が投票する大韓民国映画大賞では最優秀作品賞をはじめとする6部門を独占したほか、数々の映画賞を総なめにしました。

すごく良かったです。本当に笑って泣ける映画ですね。
久石譲さんが手がける音楽も、この映画の世界を一層素晴らしいものにしています。

これはいわゆる「反戦映画」です。
舞台は朝鮮戦争真っ只中のトンマッコルという架空の村。
そこに集まる北朝鮮、韓国、アメリカの軍人たち。
アメリカ軍の兵士も重要な役どころではありますが、
やっぱり注目すべきところは、北朝鮮と韓国でしょうね。
朝鮮戦争というのは、避けられない現実であり朝鮮民族にとっては悲しい歴史です。
どれ程の人が知っているかわかりませんが、正確にはまだ戦争は続いてるのです。
今は「休戦中」なだけなんですよね。そして一つの民族が今も二つに分断されたまま。
今までもいろんなドラマや映画で取り上げられてきた題材です。

でもこの「トンマッコルへようこそ」は、今までの朝鮮戦争を題材にしたものとも、
他の反戦映画ともちょっと違う雰囲気です。
架空の村を舞台にしたこともあり、「ファンタジー」な要素が加えられています。
そして、反戦映画なのに笑えるw
イノシシとの対決シーンは終始顔がにやけてしまって(笑)
そのシーンは3国の兵士たちの心の距離が縮まる重要なシーンなんですけどねw

わたしが最も印象に残ったのは、北朝鮮兵と韓国兵が初めて村で遭遇して銃を向け合う場面。
いつもなら、同じ民族なのに銃を向け合うなんて、
悲しくて胸が締め付けられてどうしようもない感情が込み上げて涙が止まらないんです。
でもこの映画はそれを消し去ってくれました。
銃を向け合う兵士たちの間に集められた戦争を知らない村民たち。
彼らが発する場にそぐわない突拍子も無い言葉の数々。
普通に見れば、この村民たちの方が無知でバカでマヌケに見えるでしょう。
でもわたしはむしろ兵士たちの方がよっぽどマヌケに見えました。
何をそんなに怒ってるのか。どうして銃を向け合うのか。戦争って一体何なのか。

こーゆー映画を観たら「戦争は悲しいこと、いけないこと」と思うのですが、
この映画を観てて思ったのは、「戦争なんてくだらない」ということです。
上手く表現出来ませんが、笑い話になってしまうくらいくだらないことだと感じたんです。
「なに?戦争って。バッカじゃないの?」っていう感じ^^;

これまでの映画と一番違うところは、観終わった後の気持ちでしょうか。
いつもは悲しさが残ってすごく気持ちが落ちてしまいますが、
この映画はそんなことはなく、ホンワカとしてあったかいものが残ります。
それはきっと、戦争に対する思いよりも平和に対する思いの方が勝っているからだと。
このトンマッコルという村では南北の隔たりなく、同じ民族が当たり前のように笑いあってます。
それがどれ程当たり前で大切なことか。
そして分断されていることがどれ程愚かで不自然でくだらないことか。
トンマッコルは朝鮮民族にとって「理想郷」であり、
また人類にとっても「理想郷」だと言えます。
村長が言った、みんなをまとめる秘訣。

「たくさん食べさせること」

ほんと、それだけで人間は幸せになれるんですよね。なれるはずなんです。
何をそんなに怒ってるんでしょうね。
同じ人間を殺して何が楽しいんでしょうね。


※追記です
日本語訳では終始「タメ口」でしたが、
実際には韓国兵のピョ・ヒョンチョルと北朝鮮兵のリ・スファは敬語で話してるんですよね。
敬語で話すと言うことで、どれだけ相手に敬意を表していて認めているかがわかると思うのです。
敵対していた同士がトンマッコルで過ごすことによってどれだけ心を開くことができたか。
その部分の細かいニュアンスが日本語訳だけ読んでて伝わるかな~とちょっと気になりました。
翻訳に関しては無知なので良いか悪いかはわかりませんけどね...。



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Tags : 映画   トンマッコルへようこそ   シン・ハギュン    

    

Comments

yoonshilさん
はじめまして。コミュのレヴュートピから飛んで来ました。
感想、映画を見終わった後に同じく
とても、あたたかな気持ちで読ませて頂きました。

>普通に見れば、この村民たちの方が無知でバカで
>マヌケに見えるでしょう。
>でもわたしはむしろ兵士たちの方が
>よっぽどマヌケに見えました。

本当デスね...滑稽に見えてしまう村民の姿こそ
争いを知らない人間の真の姿。
あるべき姿なんですよね。。。
世の中に殺し合いや戦争なんかが存在しなければ
私たちもあんな言動や行動を取ってるいるはずなんですよね。。。

>「たくさん食べさせること」

>ほんと、それだけで人間は幸せになれるんですよね。なれるはずなんです。

同感です。人間の醜い争いごとには
いつも欲という物がからんでいる気がします。。。
欲を満たされる事が出来れば争いも起きない。。。

いや、トンマッコルの様に純粋で平和な場所が
存在するなら、欲さえ感じないのかもしれません。。。

長々と、すみませんでした。。。
またオジャマさせて頂きます。
PS:日本語訳に関しては、私も数点疑問に思う箇所がありました。と、言っても元々見たのは英語訳なので
韓国語で理解していない私が偉そうに言えないのですが^^”
re: 小朝さん
コメントありがとうございます(=´▽`=)
こんな風にトンマッコルについて共感し合える人がいて本当に嬉しいです☆

わたしもトンマッコルの村民たちの姿こそ人間があるべき姿だと思います。
>いつも欲という物がからんでいる気がします。。。
人間は欲の塊。
満たされれば満たされただけもっと欲してしまう。
だからくだらない戦争を起こす。
ほんとに、トンマッコルのような純粋な村でなら、
必要の無い欲を感じず、平和に暮らせるでしょうね。。。
理想郷としか言いようがありません。

字幕には字数があるのでしょうがない部分もあると、
翻訳をしてる友達が言ってました^^;
でもちょっとしたニュアンスが大切だったりするので残念です。
英語の字幕ですか!カッコイイ☆
まー、わたしも専門家ではないのでえらそうなことは言えないのですが。。。
はじめまして、こんにちは^^
TBさせてもらいました~

ほんと、素晴らしい作品でした。
イノシシのシーンは笑っちゃいました。
あと、キム先生が面白かった~

凄いメッセージ色強いけど、でも、なんか心が癒されるって不思議な映画ですよね。
私もトンマッコルの境地(?)目指してして頑張ろうと思いました。
皆がそうなら、どの国も素晴らしく平和で穏やかなのにな・・・

私もハギュン氏好きです~★
re: 紫月 聖さん
ありがとうございます☆
イノシシのシーン最高ですよね。
キム先生も良い味出してますw

ファンタジーな部分が多いから後味も悪くないんですよね。
現実の恐ろしさと巧く対比させていて、すごいなと思います。
監督に拍手☆

現実的には人間は欲を捨てきれないと思うので、トンマッコルの村民たちのようになるのはかなり難しいかもしれませんね。
でもそれを目指すと言う心が何より大事かと。
わたしも彼らのような本当に純粋な笑顔が出来るようになりたいです。

日本にもハギュン氏のファンが結構いるみたいで嬉しいです。
そしてマニアな人が多かったり(='m')
これからの彼の作品も要チェックですね☆

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